1.ローソク足とは

ローソク足とは、株価の変化をグラフで表現する手法の一つです。その形状がローソクに似ていることから、この名前がついたといわれています。

縦軸に株価、横軸に時間をとり、各時間毎の株価の変化を表します。


ローソク足チャートは単純なラインチャートと比較して、より詳細な情報を提供することができます。

例えば、陽線の場合は株価が上昇したことを示しており、陰線の場合は株価が下落したことを示しています。
同時に、棒の長さや影の長さなどから株価の変動の大きさやトレンドの強さなども読み取ることができます。

ローソク足を見るときは、まず色と形状を覚えることから始めましょう。
次に実体やヒゲ長さなどを見て、株価の変動に対する市場の反応を理解していきましょう!

2.ローソク足の基本

2-1.四本値

始値 : ある期間の取引が始まったときの最初の取引価格のことを指します。

終値 : ある期間の取引が終わったときの最後の取引価格のことを指します。

高値 : ある期間中に取引された最高価格のことを指します。

安値 : ある期間中に取引された最低価格のことを指します。

 

2-2.陽線と陰線


陽線 : 始値より終値が高い場合に表示され、その期間の取引で買いの勢力が強かったことを表します。
赤または、白色で表示されることが多いです。

陰線 : 始値より終値が低い場合に表示され、その期間の取引で売りの勢力が強かったことを表します。
青(緑)または、黒色で表示されることが多いです。

 

2-3.実体とヒゲ


実体 : 始値と終値の間に表示される部分で、ローソク足の本体の部分を指します。

ヒゲ : 実体の上部または下部に表示される細い線のことで、最高値と最低値を示します。ヒゲは、価格変動の幅を表します。

 

3.ローソク足の種類

ローソク足の基本の種類となります。

上に行けば行くほど買いの勢いが強く、反対に下に行けば行くほど売りの勢いが強いことを表しています。

ポイントは、「色」 「実体の長さ」 「ヒゲの長さ」 となります!

各種ローソク足がどのような意味を持っているかを理解し、チャートを読む力を養うことが株式投資において重要なスキルの一つとなります!!

 

4.ローソク足を使った分析方法

4-1.トレンドラインとの組み合わせ

トレンドラインとは、価格の方向性を表す線です。

チャート上で、価格が上昇トレンドにある場合は上昇トレンドラインを引き、価格が下降トレンドにある場合は下降トレンドラインを引きます。

ローソク足がトレンドラインにタッチした時にエントリーすることで、利益を得ることができます。

4-2.レジスタンスラインとサポートラインとの組み合わせ

レジスタンスラインは、価格が上昇する上限を表すラインであり、サポートラインは、価格が下落する下限を表すラインです。

チャート上で、一定期間の価格の上値にレジスタンスラインを引き、価格の下値の抵抗にサポートラインを引きます。

ローソク足がレジスタンスライン、サポートラインにタッチした時にエントリーすると反発の可能性が高いため、利益を得ることができます。

4-3.移動平均線との組み合わせ

移動平均線は、過去の株価の平均値をとることで株価の動きを滑らかに表示した線のことです。

銘柄や上昇/下落スピードによってどの時間軸の移動平均線で反発するかは異なりますが、ローソク足が対象の移動平均線にタッチした時に、エントリーすることで利益を得ることができます。(下図では25日移動平均線(緑色)で反発)

移動平均線についてもっと詳しく知りたい方はこちら!(移動平均線とは?|基本的な使い方と種類について徹底解説!)

4-4.複数ローソク足分析

ローソク足は一つだけでなく複数を組み合わせて分析することができます。


複数のローソク足で分析することで、相場の方向性や転換点をより高精度で予測することができます。

具体的には窓、たすき線、抱き線・はらみ線、三兵などがあります。

チャート上で、前日の終値と翌日の始値が重ならない部分で、空白の部分を「窓」と呼びます。

窓が開いた状態は、前日から急激に株価が変動したことを示し、相場の転換点や窓が開いた方向へのトレンド継続を示唆します。

たすき線

1本目の陰線の後、2本目が1本目のローソク足の実体の中から始まり、終値が1本目の高値よりも上に位置している形を陽のたすき線と呼びます。

逆に1本目の陽線の後、2本目が1本目のローソク足の実体の中から始まり、終値が1本目の安値よりも下に位置している形を陰のたすき線と呼びます。

はらみ線・抱き線

チャート上で、前日のローソク足の中に当日のローソク足が収まる場合を「はらみ線」と呼び、逆に前日のローソク足が当日のローソク足の中に完全に収まる場合を「抱き線」と呼びます。

いずれも、相場の方向性が反転する可能性が高いサインとされることがあります。
特に、安値圏での陽線の抱き線は上昇を示唆し、高値圏での陰線の抱き線は下落を示唆します。

三兵

チャート上で、3つの陽線が連続して現れることを指し、「赤三兵」と呼びます。

赤三兵は相場の強さを示すサインの1つとされ、買いが優勢で上昇の継続が期待できます。
しかし、2、3本目の陽線に長い上ヒゲがあると「赤三兵先詰まり」と言い、上昇勢いが弱くなっていることを示唆します。

また、反対に陰線が3日連続続くことを「黒三兵」と呼びます。

 

5.ローソク足の限界と注意点

①過去のデータに基づく予測にすぎない

ローソク足は、過去の価格動向から作られるグラフです。
そのため、過去のデータに基づく予測に過ぎず、将来の相場の動きを必ずしも正確に予測できるわけではありません。


②短期的な価格変動に影響されやすい

ローソク足は、価格変動を表すグラフであるため短期的な価格変動に影響を受けやすい傾向があります。
そのため長期的なトレンドを分析する場合は、ローソク足だけではなく他のチャートや指標と組み合わせて分析する必要があります。


③パターンには例外がある

ローソク足には、はらみ線や三兵などのパターンがありますが、これらのパターンが出現すると必ずしも相場が反転するわけではありません。
そのためパターンを判断する際には、他の指標と組み合わせて分析する必要があります。


④過剰に依存しない

最後に、ローソク足を過剰に信じすぎないことが大切です。
ローソク足は、価格動向を分析する上で非常に有用なツールですが、あくまでも相場の動向を予測するための指標にすぎません。
トレードを行う際には、ローソク足だけでなく、他の指標や地合いも考慮し、総合的な判断を行う必要があります。


以上が、ローソク足を利用する際に注意すべき点です。

6.まとめ

ローソク足は、相場の動向を確認、分析するために非常に重要な指標です。

投資をしている人で活用していない人はいないでしょう。

しかし、ローソク足だけの分析で勝てると思ってはおりません。

 

まずはローソク足の基礎と活用方法を学び、実際のチャートを見て知識を蓄え、慣れてきたらほかのテクニカル指標を組み合わせながら、精度の高い取引を実現しましょう!