パラボリックとは?基本的な使い方について徹底解説!!

目次
1.パラボリックの基本的な概念
パラボリックとは何か?
パラボリックは、チャート分析において用いられるテクニカル指標の一つです。SARとも呼ばれます。
この指標は、トレンドの転換点を見つけるために使われます。
画像のようにチャートの上または下に放物線のライン(SAR)を表示し価格の方向性を示します。

パラボリックの計算方法
| SAR=(EP-前日のSAR)×AF+前日のSAR | |
| EP(極値) | 上昇トレンドの場合はその期間の最高値、下降トレンドの場合はその期間の最低値 |
| AF(加速係数) | 0.02から0.2までの数値。 AFは、トレンドが続いている期間が長くなるほど、0.02から0.2まで増加します。 |
と書いていますが私もよく理解していません。。。
2.パラボリックの使い方
トレンドの確認
パラボリックは、その位置関係からトレンドの方向性を確認することができます。
具体的には、上昇トレンドではパラボリックが価格の下に位置し、下降トレンドではパラボリックが価格の上に位置しています。
サポートライン・レジスタンスラインの設定
パラボリックは、トレンドラインと同様にサポートラインやレジスタンスラインの設定にも使われます。
上昇トレンドでは、パラボリックが価格の下に位置している場合にサポートラインとして機能します。
下降トレンドでは逆にレジスタンスラインとして機能することが多いです。
パラボリックによるエントリー・エグジットの判断
パラボリックは、エントリーやエグジットの判断にも使われます。
上昇トレンドでパラボリックが価格の下に位置しており、チャートがパラボリックと交差し下抜けた場合はロングポジションのエグジットポイントとして判断します。
逆に下降トレンドでパラボリックが価格の上に位置しており、チャートがパラボリックと交差し上抜けた場合はロングポジションのエントリーポイントとして判断します。

3.パラボリックを使ったトレード戦略
トレンドフォロー戦略
トレンドフォロー戦略では、現在のトレンドに従ってパラボリックを使ってエントリー・エグジットのタイミングを判断します。
上昇トレンドの場合、パラボリックは株価の下の位置に表示され、下降トレンドの場合は株価の上の位置に表示されます。
ロングポジションを持つ場合、現在のパラボリックが継続してローソク足の下にある場合はエントリーし、逆に上にある場合はエグジットのタイミングとなります。
ショートポジションはこの逆です。

トレンド転換逆張り戦略
逆張り戦略では、トレンドがかなり強い場合に逆張りしてポジションを持ちます。
現在のトレンドが強い場合、パラボリックはチャートから遠ざかっていきます。
チャートがパラボリックに近づくと、反発していくと考えられます。
そのため、パラボリックがチャートに近づいたところで逆張りしてポジションを持ち、価格が反発した時に利益を得ることができます。

4.パラボリックを使ったトレードでよく起こる誤解
パラボリックの遅行性によるリスク
パラボリックは価格のトレンドが変化したときにエントリーやエグジットを判断するため、一定の遅れが生じます。
このため、トレンドの転換点を見逃し、大きな損失を被ることがあります。
トレンドの転換点を素早く捉えるために、他のテクニカル分析手法や指標と組み合わせて使用することが重要です。
パラボリックに過度に依存することの危険性
パラボリックはトレンドフォローのためのツールですが、市場がトレンドとは異なる方向に変化した場合、誤ったトレード判断をしてしまうことがあります。
トレードにおいては、複数の分析手法を併用し、相互に確認しあうことが重要です。


